すべてが恩寵。
<< June 2019 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

なぜ?

なぜ否定するの?

なぜぺしゃんこにするの?

痛い言葉をいくつもいくつも

浴びせるの?

 

そのたびわたしは凍る

話の腰を折られるたびに

「ヒュッ」

つめたい息が喉を刺すの

 

わたしを外に連れ出して

 

鬼ならおとなしく

畳まれて嘘みたいに

静かになるわ

 

jugemDSCN9759.jpg

 

公園の自転車で

一心に遊ぶ子どものように

自由を感じたい

 

ねえ それは「今」なの

 

わたしを信じて

静かに消える朝の空の星

なぜ?を連呼し叫んだ朝は遠く

 

空は黄昏を待つの

 

15:00昨年の記事comments(0)-pookmarktop
白の魔法

しろのまほう

あいことばはすなお

 

ゆうこくに

なみうつこころ

 

かれんだーに

しるしをつけた

さんかげつまえ

 

わすれられる!

 

とげとげのあたし

 

そらにかえすよ

まわたのしろ

 

きっとどこかで

おもいだしてくれると

うれしいな

 

じゃあね いくね

 

しろのまほう

あいことばはまみず

 

jugemDSCN9594.jpg

13:05昨年の記事comments(0)-pookmarktop
いつか日向に咲きたく思う

いつかひなたに

さきたくおもう

どんなかべが

へだてようと

わたしはわたし

 

おもてはくるしいことばかり

いのちはけずれて

からだはぼろぼろ

 

うすみずいろのはなの

かなしみをしってください

 

いつかひなたに

さきたくおもう

どんなにかまもられて

ようやくいきをしている

しゃがというなの

わたしがいます

 

jugemDSCN9296.jpg

 

14:47昨年の記事comments(0)-pookmarktop
編むことを。

午前中はスイッチ切れていた。

文字づら通りにPCを落としていた。

 

暗い画面はなんだか寂しそうだった。

やはり、と思い直しスイッチオン。

 

「しゆいは言葉のひとなんだね」とスピさん。

そう、最初に言葉ありき。無ければ編もうと思う。

 

こうしてキーボードに向かう、編み手なんだと。

複雑でもない、ごく簡単な幼稚園生のわかちがき程度でも。

ひらがなの習得が異様に速かったらしい。

小学校高学年で国語ドリルの100点をばりばり獲った。

 

女の子特有の国語頭。

中学で苦手の数学や社会科に埋もれて

その輝きは徐々にうしなわれていったのだった。

 

編むことをしよう、と思い立ち書いている。

感想文や弁論大会、押し付けられては大役に泣いた中学時代。

わたしは勝気で泣き虫だった。ごうごう泣いた。

 

この世の終わりのように泣いた。

明日、ぽきりと折れそうな老婆になっても構わない、とさえ考えた。

 

jugemDSCN8678.jpg

 

社会科の先生は島崎藤村の「破戒」を読める奴はいるか、と

しょっちゅう言っておられた。図書委員長の先輩が

感想文を書かれていて「ああ、お読みになったんだ」と知った。

 

戒めを破るで破戒。スピさんから正式なタイトルを聞いた。

 

「谷間の百合」も「女の一生」も背表紙だけで見知っている。

母が「女の一生」をしみじみ読んでいて妹と共に

きゃわきゃわ騒いでいた娘だった。

 

親戚でいちばん文字の読み始めが早かった、と

きっと言葉に取り組みたかったのだと思われ。

 

母は本を買ってくれた。小学生に必要な水準の本を

買い与えてくれた。とっととサブカルに移行してごめんよ、母。

 

スピさんにはすっかりサブカルのしゆいと認識されている。

いえ、それで間違いないんスけど。

 

編むことをしたくて生まれてきた。

たっぷりとした言葉の膝かけを編もうじゃないか。

こんな冬の午後に。

14:10昨年の記事comments(0)-pookmarktop
春いちばんの蝋梅

七色の橋を見つけるのが

得意なあなたは

創造も豊かに

リュックに備えた

ピクニックシート広げて

わたしを招いてみせたのよ

 

生まれる前から綿密に

入念に話し合ってきたの

いついつどこで出会うかまで

 

それまで流す涙の粒や個数まで

あらかじめ計算されていたみたいに

痛かったよね打算では生きられないって

心から思ったよね

 

春の使者みたいな蝋梅に

太陽のひかり浴びて

悩みは全部天使に預けてきたわ

これからも委ねるつもり

 

jugemDSCN8742.jpg

12:02昨年の記事comments(0)-pookmarktop
きせつは ぐらでーしょん

おともなく しずかに

あきはまいおりて

はっぱはいろづき くもはながれ

 

きせつは ぐらでーしょん

いつのまにか ここにいた

 

であえてたんだね

いとしいひと

 

やくそくをしなくても

であえていたの

 

 

jugemDSCN8257.jpg

 

07:47昨年の記事comments(0)-pookmarktop
きっとうまくいく

きっとうまくいく

まほうをかけるの

きらきらのまほう

ときめきのまほう

 

なみがさそうわたしのかみを

かぜがいざなうあいのしらべ

 

jugemDSCN8131.jpg

 

きっとうまくいく

やくそくどおりに

 

かえでのはっぱの

てのひらのもよう

いいことありそう

よかんはほんもの

 

11:16昨年の記事comments(0)-pookmarktop
欲しいのは花冠の言葉

花冠を外したところに

ふたつ窪みがあって

そこは鬼の角の跡

 

なぜ一度鬼女になるのか

なぜ素直に謝れないのか

 

あなたの眼差し変わる刹那

いえそれは世界鏡に映る私

 

欲しい言葉は花冠の言葉

包みこむよな静かな台詞

 

jugemDSCN7950.jpg

 

12:09昨年の記事comments(0)-pookmarktop
調子っぱずれのソネット

隣あなたの肩越し

とろける心

途方もないかな永遠は

とめどなく続く幸福

 

ならばあなたと過ごしてみたい

七色の虹より多彩に

涙もろく無くて七癖

 

jugemDSCN7945.jpg

 

音色に呼応する心臓

猫と戯れ夜を過ごす

眠れない日々を数え

 

幾つもの奇跡を

彩り持つひと

命あればこそ

いつだって機会は来る

10:02昨年の記事comments(0)-pookmarktop
彷徨う

世界は閉じてしまい

わたしはどこか開く

ドアを求めて彷徨う

 

いつのまにか裸足のわたし

ドレスは裂けて風に揺れる

 

水をひとくち飲みたいの

伝説の甘露をちょうだい

 

行き止まりなど信じられない

 

内側にこそ出口があると

ポツリ告げて行ったひと

 

風は冷たく

この胸は燃えるように熱い

 

jugemDSCN0225.jpg

 

 

 

 

08:04昨年の記事comments(0)-pookmarktop
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年★ かぎ針で編むレース雑貨とアクセサリー (SEIBIDO MOOK)★ マンハッタン・ラブストーリー DVD-BOX★ 手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)★ Commune★ Wave (初回限定盤)(DVD付)★