星の合図

すべてが恩寵。
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こころのひろさ。

わたしは統合失調症です。
こちらに移り住んでから、つけられた病名で、
故郷では非定型精神病でした。
引っ越してから、まぁわりとポピュラーな病名なんだな、という
気楽な感じからスタートしました。

ふるさとに帰るたびに
実家の母などは「○○病院、行くか?」と
水をむけてくるので今ではわたしは
めったに寄り付きません。
心の病気が薬で治るか?
30年以上服薬してきて、
さまざまな想いをしてきました。
特に両親など100パー病院頼りで、
それにも嫌気がさして
たまらなかったものですから。

またわたしは「薬をのめ」「薬をのまないほうがいい」
そのどちらのアドバイスも素直にきけません。
きけば必ず複雑な想いに取り巻かれます。

世の中には状態が落ち着いている、
「寛解」ということがあるようですが、
わたしは夢のまた夢。という気持ちです。
薬に頼らず精神的に自立する、と言えば
なにかおとぎばなしのような蜃気楼をつかむような気がします。

2014年の冬、○○病院へ実に10数年ぶりに入院しました。
病棟は男女混合、その新しいスタイルに平成を感じました。
再婚した夫などは病の前段階の妻を知っているので
退院が決まった時には
「医学的な奇跡を見るようです」と担当医に述べたそうです。

わたしは退院時から歩行に問題があり、
フラつく足取りで近所の八百屋に行き、2回転倒し、
また家の中で動けなくなって一夜を明かしました。
あの時助けてくださった通りすがりの皆さん、本当に感謝いたしております。

最近ではすべて任せっきりだった家事労働を
シェアできるようになり、季節も変わって体調も楽になりました。
血圧のお薬をもらって服用している脳外科で
先ごろ、健康診断をしていただきました。
採血・採尿・レントゲン・心電図。
どこも目立った異常は見られず健康体であることが判明し、
スピさんと手をとりあって歓びあいました。

30年、かかった。お薬の精妙化に。実感は深いです。
「のめ」「のまないで」現代は服用して正解なのだと思えます。
わたしは一生をかけて「こころのひろさ」を問われています。


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