すべてが恩寵。
<< July 2019 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 2019年02月05日のつぶやき | main | 2019年02月06日のつぶやき >>
編むことを。

午前中はスイッチ切れていた。

文字づら通りにPCを落としていた。

 

暗い画面はなんだか寂しそうだった。

やはり、と思い直しスイッチオン。

 

「しゆいは言葉のひとなんだね」とスピさん。

そう、最初に言葉ありき。無ければ編もうと思う。

 

こうしてキーボードに向かう、編み手なんだと。

複雑でもない、ごく簡単な幼稚園生のわかちがき程度でも。

ひらがなの習得が異様に速かったらしい。

小学校高学年で国語ドリルの100点をばりばり獲った。

 

女の子特有の国語頭。

中学で苦手の数学や社会科に埋もれて

その輝きは徐々にうしなわれていったのだった。

 

編むことをしよう、と思い立ち書いている。

感想文や弁論大会、押し付けられては大役に泣いた中学時代。

わたしは勝気で泣き虫だった。ごうごう泣いた。

 

この世の終わりのように泣いた。

明日、ぽきりと折れそうな老婆になっても構わない、とさえ考えた。

 

jugemDSCN8678.jpg

 

社会科の先生は島崎藤村の「破戒」を読める奴はいるか、と

しょっちゅう言っておられた。図書委員長の先輩が

感想文を書かれていて「ああ、お読みになったんだ」と知った。

 

戒めを破るで破戒。スピさんから正式なタイトルを聞いた。

 

「谷間の百合」も「女の一生」も背表紙だけで見知っている。

母が「女の一生」をしみじみ読んでいて妹と共に

きゃわきゃわ騒いでいた娘だった。

 

親戚でいちばん文字の読み始めが早かった、と

きっと言葉に取り組みたかったのだと思われ。

 

母は本を買ってくれた。小学生に必要な水準の本を

買い与えてくれた。とっととサブカルに移行してごめんよ、母。

 

スピさんにはすっかりサブカルのしゆいと認識されている。

いえ、それで間違いないんスけど。

 

編むことをしたくて生まれてきた。

たっぷりとした言葉の膝かけを編もうじゃないか。

こんな冬の午後に。

14:10昨年の記事comments(0)-pookmarktop









色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年★ かぎ針で編むレース雑貨とアクセサリー (SEIBIDO MOOK)★ マンハッタン・ラブストーリー DVD-BOX★ 手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)★ Commune★ Wave (初回限定盤)(DVD付)★