すべてが恩寵。
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<< 「しゆいの場合は、嬉れ屁だね」 | main | 2019年03月24日のつぶやき >>
スピさんは、ジョン活。

スピさんは夜明けの作家だ。

なけなしの時間を必死にこしらえて

ジョン活をする。ジョン・アンダーソン活動だ。

 

約10年前、スピさんに初めて会いにきた日のことを思い出す。

几帳面なB型ときいた。物の位置が決まっていてお部屋は綺麗だ、と。

 

そういう生活にわたしのような者がお邪魔したりして

い、いいのだろうか、とゆー緊張に取り巻かれる新幹線の中。

 

ちょうど桜は葉桜になっており春は春でも桜色の風景は

過ぎ去っていた。代わりにナガミヒナゲシが迎えてくれた。

後年「ポピーの花摘みを〜」と

腹に全然力の入ってないアナウンスを聞き大笑いしたのだが。

 

思い出は降り積もる。

2014年に結婚できたけどあの年は忘れられない

印象的なことばかり起きた。

まずは365日間、東京をwalkingしよう、と小雪が降る頃から

歩きはじめた。5月、気温が上がり出してwalkから遠ざかり

やがてわたしは病の根が深くなってゆく。

 

それまで服用していたお薬の変更をお願いした。

女医さんはその通りにしてくださった。

しかしその代案は「元気のないかた」によく効くお薬で

わたしのような嵐を秘めた人間には人格が破れてしまう

効果しか現れなかった。

 

スピさんは静かに暮らしたい人間で

わたしはどんどん煩くなっていった。

 

しかるによって彼は本来の活動を阻害するわたしを

必要としなくなる道筋を通った、ということだ。

 

彼は痩せ、わたしもエネルギーの無駄遣いをしながら

痩せていった。

 

幾度すれ違っただろう。

それでも引き合う運命と宿命により

わたしたちは結婚した。

 

再婚同士「結婚ってこんなに素晴らしいものだったんだね」と

いう観念がオセロのコマみたいに裏返った想いだった。

 

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最近、ひと波乱あった。それでもスピさんは

「しゆいをカットアウトするつもりはないよ。

それは安心してね」と云ってくれた。

 

黎明の時間帯、思うさま書き綴り彼は澄み切った頭で

云ってくれた。ジョン活は大事だ。彼の生命線だ。

 

アンダーソンしているスピさんは時間が来て仕事へ向かう。

きょうも今頃都心を流していることだろう。

 

ふたりの心に流れる曲はきっとあの映画の劇中歌。

「天使にラブソングを」の歌だ。

ノリの国、アメリカらしい映画の計算された劇中歌。

 

ハ〜レ〜ル〜ヤ〜♬

 

桜の幹に頬寄せて少女の思いは風に溶けゆく

 

わたしは待つの。スピさんの無事のお帰りを。

どこも欠けていない、「これから(やるよ)」のない部屋を

用意し、愛しいひとを待つ。

 

14:34昨年の記事comments(0)-pookmarktop









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